⚡ 法令・検査 🔥 配線図の定番 暗記はたった1ルール

絶縁抵抗の最小値は、たった3つ。
しかも 0.1 → 0.2 → 0.4 の"倍々"だけ。

電路の絶縁抵抗、いくつ以上あればOK? ── 覚えるのは3つの数字と、境界線2本だけです。

配線図の問題で、毎回のように出る「許容される最小値[MΩ]は?」。 新しい考え方はありません。覚えるのは 「0.1 → 0.2 → 0.4(倍々)」 と、区切りになる 電圧の境界2本 だけ。 暗記系ですが、驚くほど身軽に片付きます。

対地150V・使用300V で決まる = 0.1 / 0.2 / 0.4 MΩ
値は倍々。境界は「対地150V」と「使用300V」の2本だけ。
0.1 ─×2→ 0.2 ─×2→ 0.4 MΩ(倍々) 0.1 0.2 0.4 MΩ MΩ MΩ 対地150V 使用300V 単相(100V・単3の200Vも) 三相200V(動力) 300V超(まれ)
覚えるのは値の倍々(0.1→0.2→0.4)と、境界2本(対地150V・使用300V)だけ。単相は0.1/三相200V(動力)だけ0.2が実戦です。
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頭の中はこう動く(見るのは"電圧"だけ)

単相か三相かを見る。配線図問題なら、その部分が単相(100V/200V)か、三相200V(動力)かを確認するだけ。
境界で振り分ける。対地150V以下 → 0.1/対地150V超〜使用300V以下 → 0.2/使用300V超 → 0.4。
実戦の当てはめ。単相は0.1(単3の200Vも対地100V)、三相200V(動力)だけ0.2。これで大半は即答です。
0.1 / 0.2 / 0.4 MΩ
対地電圧で区切る。単相=0.1(単3の200Vも)/三相200V=0.2/300V超=0.4

① 境界は「対地電圧」で見る ― ここだけ注意

1つめの境界は「対地電圧150V」。ここで引っかかりやすいのが、使用電圧そのものではなく"対地電圧"で判断する点です。

🔑 対地電圧って?(単相3線式がカギ)
対地電圧=電線と大地(アース)の間の電圧。
単相3線式100/200Vは、中性線が接地されているので各電圧線と大地の間は100V(=対地100V)。だから200Vの機器を含む家でも、対地電圧は150V以下 → 0.1MΩ。
一方、三相200Vなどは対地電圧が200V(150V超)→ 0.2MΩ。「使用200Vでも対地が違う」がポイントです。

2つめの境界は「使用電圧300V」。ここを超えると0.4MΩ。ただし過去問で「最小値は?」と直接問われたのは100V/200Vの低圧回路だけで、300V超は組合せ問題にだけ出ます(後述)。

② 覚える数字は「0.1」だけ ― あとは倍々

0.1 →(×2)→ 0.2 →(×2)→ 0.4

3つの値をバラバラに覚える必要はありません。0.1 を起点に2倍していくだけ。電圧の境界も 150V → 300V と倍。値も境界も"倍"でそろっているので、一度つかめば忘れにくい並びです。

🔑 なぜ 0.1 MΩ から始まるのか
絶縁抵抗が小さいと、電線から大地へ電流が漏れます。この値は、漏れる電流を約1mAまでに収めるという考えで決めてあります。100V ÷ 0.1MΩ = 1mA です。1mA程度の漏れなら、感電の危険も、火災のおそれもない、というのが理由です。値が3つだけなのは、測ったときに良し悪しをすぐ判定できるよう、電圧の区分ごとに一律の値にしてあるからです。覚えるのは「0.1から倍々」「境界は対地150V・使用300V」だけで足ります。

③ 答え合わせ表(隠す → タップ/クリックでめくる)

下のボタンで答えを隠して、電路を見て最小値を言えるかセルフチェック。セルをタップ(クリック)すると、その1つだけ答えが出ます。

※はじめは隠れています。困ったら毎回ここに戻ってきてOK。

電路絶縁抵抗の最小値
単相(100V・単3の200Vも/対地150V以下)?0.1 MΩ
三相200V(動力・対地200V)?0.2 MΩ
使用電圧 300V超?0.4 MΩ
単相3線式 100/200V?対地100V → 0.1 MΩ

★=試験で問われる中心。まずこの2行(単相→0.1/三相200V→0.2)を確実に。

④ 本番で"どれが出るか"(過去問の傾向)

配線図で最小値を直接問う過去問を見ると、優先順位がはっきりします。

答え直接問われた回数対応する電路
0.1 MΩ21問(最多)単相(100V/200V)
0.2 MΩ9問三相200V(動力)
0.4 MΩ直接問う形は0問300V超(下記)
🎯 だから優先順位はこう
配線図で直接「最小値は?」と問われた30問は、すべて0.1か0.2でした(0.1が21・0.2が9)。まずは 単相→0.1/三相200V(動力)→0.2 を反射で。ここが取れれば、この論点は大きく前進です。
📌 0.4MΩ(300V超)は「組合せ問題」で出る
300V超を単独で「最小値は?」と問う問題は出ていません。0.4MΩは、「絶縁抵抗の値+接地の種類+接地抵抗」をまとめて答える組合せ問題で登場します(例:使用300V超 → 0.4MΩ・C種接地・10Ω)。値そのものは同じルールなので、表の3段目を思い出せばOKです。

⑤ セットで問われる小ネタ(余裕があれば)

🔌 停電できないときは「漏えい電流」で代わりに確認
絶縁抵抗は本来"停電して"測ります。でも停電が難しい場所では、通電したまま漏えい電流が 1 mA 以下であることを確認すれば、絶縁性能OKと認められます。「最小値」とセットで、この1 mAもたまに問われます。
⚠️ 「基準を満たすか」を問う応用
たとえば三相200V(対地200V)の回路で0.18MΩを測ったら? 対地150V超なので基準は0.2MΩ。0.18 < 0.2 なので不適合です。値を覚えていれば、こうした判定問題もそのまま解けます。
🧠 今日のまとめ
① 最小値は 0.1 / 0.2 / 0.4 MΩ(0.1から倍々)
② 境界は 対地150V と 使用300V の2本だけ(150→300も倍)
③ 実戦は 単相→0.1/三相200V(動力)→0.2 が中心(配線図で直接問われた30問は全部この2つ)
④ 対地電圧に注意(単相3線式100/200Vは対地100V → 0.1)
覚えるのは「0.1から倍々」と「境界150/300」だけ。困ったら③の表に戻ってきましょう。